疑義アリ 〜反対のための反対〜

近頃ネット上で話題になっていた沖縄の基地問題に関する記事です。

産経ニュース 〜伝えられぬ「クリーン活動」〜
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130418/plc13041812400013-n1.htm


沖縄の基地反対派が基地のフェンスに赤いテープを巻き付けて反対活動を行っているのだが、こうした活動に異を唱える住民たちがこれらのテープの除去を行っている。
ところが、この赤いテープにガラスや針金が巻き込まれていることがあり、剥がすときにけがをすることがある。
実は私はこの記事を目にする前に、youtubeでこの活動の内容を見ていまして、テープを巻き付けている人々は何を考えて活動をしているのだろうと思ったものでした。
http://www.youtube.com/watch?v=T-1A8e7biHU

基地勤務の家族連れの米国人に罵声を浴びせたり、こともあろうに基地の周辺で脱糞したり、とても日本人のやることとは思えないですね。
しかもこれらの反対運動を行っている人たちは、どこからかは解りませんが日当を貰っているということです。
これでは、真摯な沖縄に対する思いとか真っ当な信念とかに基づいた活動とは言えず、単なる過激なアルバイトであって、とても沖縄のための活動とは言えないでしょう。

基地問題についてはそれぞれの立場や意見があって良いと思いますが、私は、どちらの意見であってもその根本は日本の国益に沿ったものであるべきであると思います。
沖縄の人々の負担を軽減するにしても、沖縄は日本国の一部であるという当たり前の認識を前提に議論すべきです。
尖閣の問題を持ち出すまでもなく、沖縄からいま米軍基地が無くなったら誰が沖縄(=日本)を中国の驚異から守るのかという素朴な疑問に反対派の人たちはどのように答えるのでしょう?
民主主義どころか法治国家でもない彼の国とどのような外交手段で日本の国益を守れるのか、歴史的な事実を見ても私には到底考えが及びません。



ところで、この米軍基地反対運動を見て、昨年の衆議院選挙で争点となった反原発脱原発も同じような運動であったと思います。
デフレ経済の下で代替エネルギーの目処も立たない中で原発をすべて止めることが、日本の国益に沿った政策とは思えません。
原発の安全性が問題というなら、周辺国の原発やそれこそ核兵器の方がよっぽど危険でしょう。
せめて代替エネルギーが実用化されてから、原発の是非を問うのが普通の常識的な考えです。

産経ニュース 〜日本人を面罵せよ〜
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130425/chn13042503100001-n1.htm


中国四川省のホテルにて。

マッサージ師「あなた日本人?」
記者「そうだよ」
マッサージ師「日本人全員大嫌い」
記者「何故嫌いなの?」
マッサージ師「理由はない」
記者「理由もなく嫌うのは変じゃない?」
マッサージ師「とにかく嫌い。釣魚島は中国のもの」
記者「その島ってどこにあるか知ってる?」
マッサージ師「知らない」
記者「じゃ日本はどこにある?」
マッサージ師「知らない」
基地反対や反原発の活動をしている人たちと通ずるところがあるのでは無いでしょうか。
理由はないけど反対が先にあって、とにかく反対・・・反対の理屈は後から付ける・・・

もう少し日本の国益をベースとした現実的・科学的な議論を期待したいものです。