責任者でてこい!!

本日(2月1日)の夜のNHKニュースで、’トンネルや道路などの詳細設計図が紛失’というニュースが流れていました。
そのニュースによれば、NHKが全国の自治体を対象に調査をしたところ、多くの自治体で詳細設計図の紛失が明らかになり、専門家によれば、再度設計図を書きおこす為には、1件あたり1,000万円程度掛かると言うことです(もちろん税金です)。

短いニュースでしたので詳細は分からないのですが、いまだ利用されているトンネルや道路の設計図を紛失するとは、どういう神経をしているのか私には理解できません。

ニュースによれば、紛失の理由として、’庁舎の建て替えの際に紛失’とか’規定された書類の保存年数が過ぎたため廃棄’とかが挙げられているようです。
特に、後者の’規定された書類の保存年数が過ぎたため廃棄’したと言う理由については、全く意味が分かりません。
お役所仕事的に何の書類か調べもせずに、単に書いてある保存年数だけをチェックして破棄したのでしょうか。
また、保存年数がどのような基準で決められているのか解りませんが、もし、トンネルなどの耐用年数から算出して決めているとしたら、そのトンネルは非常に危険な状態にあると言うことです。

トンネルや道路などのインフラは定期的にメンテナンスを行う事は当たり前のことであり、その当たり前のことさえ行っていればその都度設計図は必要になるわけで、このような設計図の紛失などという事態は発生しなかったでしょう。

我が日本という国はこんなにいい加減な仕事をする国だったのか、と思うと怒りを通り越して悲しくなってしまいます。