大瀧詠一〜雨のウェンズデイ
大瀧詠一さんが亡くなってそろそろ1週間です。
昔から大瀧さんの曲を聴いてきた一人のファンとして、心からご冥福をお祈りいたします。
森進一が歌おうと小林旭が歌おうと、そのメロディからすぐに大瀧詠一の曲であることが解る、そんなシンガーソングライターでした。
大瀧詠一を(特に一般紙では)よく和製ロックの大御所と紹介されることが多いのですが、私としては違和感がありまくりです。。。
と言うのも私が大瀧詠一を聴き始めたのは、「雨のウェンズデイ」に心惹かれたのがきっかけだからです。
雨のウェンズデイ
・・・’海が見たいわ’って言い出したのは君のほうさ
降る雨はすみれ色 Tシャツも濡れたまま・・・・・・
80年代と言えばまだまだ私もこんな台詞に心を動かされたのです(笑)。。。
ペパーミントブルー
忘れられない歌詞と言えば、「ペパーミントブルー」。
・・・斜め横の椅子を選ぶのは
この角度からの君が とてもきれいだから・・・
可愛い女の子はちょっと上から見下ろすような角度が良いですが、綺麗な女性はやっぱり斜め横からですよね。。。
冬のリヴィエラ
弱い男のくせに精一杯格好を付けているようで泣けてきます。。。
それに比べ、女の強いこと、優しいことといったら。。。
・・・哀しければ 哀しいほど
黙り込むもんだね・・・・
残念なことに、この歌を大瀧詠一自身が歌っているところを聴いたことがありません。
それにしても、大瀧詠一の曲を今聴くと、ヘタレな男ばかり出てきますねぇ。
「恋するカレン」にしても「レイクサイドストーリー」にしても結局自分が身を引いてしまう。。。
でも、80年代の私はこんな男の姿勢に共感を覚えていたのでしょう。。。と言うか、今これらの曲を聴いても共感するのですから、いつまでヘタレなんだ(←自分)と言うことですね。
音楽はいつまでも残るもので、そして何時でもその時代の自分に戻してくれます。
改めてすばらしい曲を残してくれたことに感謝したいと思います。