実はPX-B700のインク管理は優秀なのかも…

PX-B700の購入

2〜3ヶ月毎に1,000ページ程度の印刷をしなければいけない事があります。
印刷物は、チラシやスクリーンショットを多用した説明資料です。

BROTHER トナーカートリッジ マゼンタ TN-290M
これまで、MFC-9120Nと言うレーザープリンターを使っていたのですが、2〜3ヶ月毎の印刷のたびにトナーを購入していました。
MFC-9120Nのカラートナーは純正品で、
 Amazon 4,645円 印刷可能枚数:約1,400枚
です。

EPSON 純正インクカートリッジ ICC90M シアン
もう少し印刷コストを低減を低減したいと考え、Epson PX-B700を購入しました。
PX-B700のカラーインクは純正で、
 Amazon 2,017円 印刷可能枚数:約1,200枚
となっており、約半分のコストです。
プリンター本体も2万円を切っており、導入コストも最小限で済みました。

実は、PX-B700の購入に当たり色々ネットで調べてみると、特に耐久性についてあまり良い情報はありませんでした。
と言うか、耐久枚数10万枚ってほんと?と言う疑問の声が多く目に付きました。

キングコーポレーション 封筒 クラフト 角形2号 100枚 85g K2K85
それでもPX-B700を選んだのは、背面給紙で角形2号の封筒への印刷が可能な事です。
角形2号封筒へ印刷するのは宛名ではなくて(宛名はラベルを使えば良い)、封筒そのものにちょっとしたロゴを印刷する事です。
専用の封筒を業者に作ってもらうほど大量に必要でもないので、これまではA3のインクジェットプリンターCANON Pro9000)で印刷していたのですが、これが結構面倒です。
Pro9000の用紙設定には’角形2号’はありませんので、封筒の頭(ベロ)をたくし込んで長方形にしたり、プリンターのボタンを何回か押したり、、、、1枚印刷するのに結構な手順が必要です。
PX-B700の用紙選択にはちゃんと角形2号があるので、そのまま背面給紙で印刷できます。

PX-B700の印刷速度は、MFC-9120Nとほとんど変わりません。
ただ、電源onからのファーストプリントは、インクジェットだけあってPX-B700の方がかなり速いです。

印刷の品位については、小さい文字はさすがにMFC-9120Nの方が細かいものまで判別できますが(文字が細い)、普通の大きさの文字であればかえって(文字が太い分)PX-B700の方が見やすいかも知れません。

色については、青系統はPX-B700の方が濃い傾向で、赤系統はMFC-9120Nの方が濃くなります。
黄色については、PX-B700は濃いというかちょっと赤っぽくなります。(MFC-9120Nの黄色はちょっと見にくいです)

両面印刷時の裏写りは顔料インクだけあって、PX-B700でもMFC-9120Nと遜色はありません。(MFC-9120Nの両面印刷は手動です)

両面印刷と言えば、PX-B700の場合、乾燥時間をある程度自動的に調整してくれるようです。
つまり、表面の印刷で多くのインクを使った場合(絵が多いとか)と少ないインクを使った場合(文字のみとか)の、裏面印刷までの乾燥時間(待ち時間)が異なると言うことです。
まあ、通常の資料であれば乾燥時間といえるほど待ち時間が入るわけではないですが。

インク交換

PX-B700のインクが少なくなると、本体ランプが点滅し、パソコンの画面にダイアログボックスが表示されます。
  
本体ランプが点滅していると「もうすぐインクが無くなります」という意味で、ランプが点灯するとインクが無くなった事を示し、この時点で印刷がストップします。
ちなみにインク交換のダイアログボックスを見ると、ブラックとマゼンダがInitialと表記されています。
これは、プリンタ本体に付属のいわゆる’初期充填専用’インクカートリッジである事を示しています。
ここまで区別して管理しているんですね。

さて、ランプが点灯すると印刷がストップするのですが、これは印刷の途中、例えば半分印刷した状態(半分排出状態)でもストップします。
インクカートリッジを交換する際はこの半分印刷された用紙はどうすれば良いのか。。。。

半分印刷された用紙を取り除くことも考えましたが、とりあえず用紙はそのままにしてインクカートリッジを交換しました。
そうしたところ、PX-B700は何事も無かったように印刷を継続しました。
つまり半分印刷された用紙も、その状態から最後まで印刷されたわけです。
これにはちょっと関心しました。

それと、ランプが点滅したインクカートリッジを新しいカートリッジに交換してしまったことがありました。
これは一度に何十枚かを連続して印刷するので、途中でインク切れになるのがいやだったからです(上記の’途中でストップしてもOK’を知らなかった頃です)。
ランプが点滅しても、まだ100枚程度は印刷できるので、もったいないことをしてしまったと思ったのですが、交換した新しいカートリッジのインクが無くなった時に、試しに先の交換したカートリッジ(ランプ点滅時に交換したもの)を再度セットしてみました。
結果、ランプ点滅の状態から残りのインクを使うことが出来ました。
PX-B700のインクカートリッジには、それぞれ消費したインクを記憶しておく機能があるのでしょうか。


インクの残量表示には泣かされたことがあったので、もしかしたら、PX-B700のインク管理は結構優秀なのかも...と思ったりしました。