Knoppix:無線LANが認識されない、それとDropboxインストール

故あって、古いノートPCを使ってKnoppixUbuntuのLive-USBをお披露目することになりました。
とは言っても何分素人が素人にお披露目するわけで、こちらとしてはgoogle先生の指導の下一から始めなければなりません。

Live-USBの作成

Live-USBの作成は、Universal USB Installerと言うツールを使えば簡単なことが解りました。

これはUbuntu版を作成する際の画面ですが、ここで注意する点は、Step 2であらかじめダウンロードしたUbuntuの日本語版のisoファイルを指定するのですが、
http://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix
↑ここからダウンロードすると、
ubuntu-ja-13.04-desktop-i386.iso
と言うファイルになります。
ところが、Universal USB Installerで認識するファイルは
ubuntu-13.04*desktop-i386.iso(*ワイルドカード
なので、ダウンロードしたisoファイルはそのままでは認識されません。
そこで、ダウンロードしたisoファイルを
ubuntu-13.04-desktop-i386.iso

ubuntu-13.04-ja-desktop-i386.iso
とかにリネームしておきます。

それと、Step 4Ubuntu上での設定や作成したファイルなどを保存する領域の大きさを指定しますが(指定しない=0と、設定を変更しても次の立ち上げではリセットされた状態になります)、これをあまり大きく(最大は4GB)設定すると、どうもUbuntuの動きが重くなるように感じます。

そもそもLive-USB上でそんなにたくさんのファイルを保存しておくことは考えられないので、ここは1GB程度で十分かと思います(画面では1.9GB程度になっていますが、ちょっと大きすぎるかも。。)。


Knoppixもこのツールで同じように作成できますが、Knoppixの場合、Step 4がありません。
では、保存用の領域はどこで作成するのかというと、KnoppixのLive-USBをPCに挿して起動すると、Linuxではおなじみの、コマンドがずらずらと流れる画面が現れますが、

と言うところで、1000(1GB)とか2000(2GB)とかを入力します。

Ubuntu Live-USB

使用した中古のノートPCはHPのもので、元々VistaマシンをXPにダウングレードしたものでした。
CPUがCore2Duoの2.2MHzでメモリが4GB載っています。

最初にUbuntuのLive-USBを試したのですが、Ubuntuが立ち上がって”ようこそ”の画面が出るのですが、

この画面を閉じてから利用できるまでの時間がちょっと長すぎます。。。。
この画面をスキップすることができないものかと色々調べたのですが、仕様のようでうまくいきませんでした。

動きに関しては、色々操作するとちょっと引っかかるようなことがあって、Knoppixに比べるともう少し軽くなれば良いかなと思いました。

Knoppix Live-USB

Knoppixの起動はUbuntuに比べるとずいぶん早く感じられます。
さすがにLive-CD上がりといったところでしょうか。

ところが、無線LANが認識されません。。。
利用したHPのPCには、キーボードの上の方に無線LANをon/offするタッチ式のボタンがあって、これがインジケーターも兼ねているのですが、そのインジケーターがオレンジ(ブルーでオン)のままです。
Ubuntuでは問題無く認識されているので、Knoppixでは必要なドライバーが無いのかも知れません。
このPCにのっている無線LANのチップは
intel wireless WiFi Link 5100
と言うものでした。

このチップのLinuxのドライバーをネットで探してみると、
http://wireless.kernel.org/en/users/Drivers/iwlwifi
と言うページに行き当たりました。
iwlwifi-5000-ucode-5.4.A.11.tar.gz
をダウンロード(このときは有線LANで接続)して、解凍して、コンソールから、

# make
と打ち込んでみましたが、”makefileがありません”というメッセージが。。。。

よくよくダウンロードのページ(英語)を見ると、

# cp iwlwifi-*.ucode /lib/firmware
と打ち込みなさい
と言ってるような。。。
言われるままに打ち込んで、リブートすると、無線LANが認識されるようになりました。

ドライバーを組み込むのは make コマンドを使うと思い込んでいたので、ファイルを /lib/firmware に置くだけで良いとは思っても見ませんでした。

次に、Live-USBを使う上で作成したファイルなどの保存や受け渡しのために、Dropboxをインストールする事にしました。

Ubuntuではソフトウェアセンターからチャチャッとできたのですが、Knoppixのソフトウェアセンターでは見つかりません。

UbuntuKnoppixも同じDebianなのだからインストールできるだろうと思い、
https://www.dropbox.com/install?os=lnx
ここから
Debian (.deb) 32-bit
をダウンロードしました。

このファイルをクリックすると、Synapticパッケージマネージャとかが立ち上がって、どのようにインストールするのかが解りません。
かといって、コマンドラインでインストールするのもスマートでないと思い、右クリックしてみると、

Gdebiパッケージインストーラといういかにもなツールがあったので、これを使ってインストールしました。

メニューにアイコンも作成されていだので起動すると、何やらまたインストールしているような。。。
 
これは、初回だけのようです。
そして、

何とか、インストールできたようです。
まだ、サインアップはしていませんが、恐らく大丈夫でしょう(希望)。

これで、一通りKnoppixをLive-USBで使えるようになりました。

Knoppixにはたくさんのアプリがインストールされていて、同じようなものも複数あります。
操作をするたびに発動するアニメーションも最初は面白がっていましたが、そのうち煩わしくなってきそうです。

少しずつカスタマイズしていこうと思います。